あなたは、世界が本当に見えているか?
なぜ、アーティストは絵を上手く描けるのだろうか? 秘密は、脳の使い方にある。 あなたには、まだ、本当の世界の美しさが見えていないとしたら・・
>>続きを見るなぜ、アーティストは絵を上手く描けるのだろうか? 秘密は、脳の使い方にある。 あなたには、まだ、本当の世界の美しさが見えていないとしたら・・
>>続きを見るビジネスマン・主婦・医師・美容師・作家など、日々をクリエイティブに生きている「人生のアーティスト」たちがひそかに通っているという話題のワークショップ「ART & LOGIC」。 たった2日間、16時間の「アートデッサン」講座を受けるだけで、誰でも絵が見違えるほどに上手くなるだけでなく、なぜか、右脳と左脳が活性化して、見える世界が変わってしまう。 「ART & LOGIC」は、老若男女、職業経歴に関係なく、「人生をアーティストとして生きる」ための教養と技術を身につけたい人にとって必須のプログラムだ。子どもの頃に「絵が下手だ」と言われた経験のある人、「絵が苦手です」「絵を鑑賞しても面白くない」と思っている人にこそ、体験してほしい目からウロコの講座なのだ。 「ART & LOGIC」の講師は全員、あの(!)東京藝術大学卒。油絵専攻で現役バリバリの画家ばかり。 東京芸大卒と言えば、泣く子も黙る(笑)、日本の美術・芸術を支えてきた錚々たる顔ぶれが並ぶ。著名人では、横山大観、平山郁夫、東山魁夷、千住博、青木繁。中退だけど天才・岡本太郎。映画化もされた藤田嗣治。 合田誠、日比野克彦、最近で言うと、村上隆、山口晃。他にも彫刻家の高村光太郎、デザイナーでは、世界の柳宗理、石岡瑛子、などなど輩出したアーティストは数知れず。藝大は一番人数の多いクラスでも、油絵科のたった50人。1学年全てのクラスを合わせても250人くらいの小規模精鋭。多浪と呼ばれて、三浪・四浪・五浪・六浪して入学する人も普通にいるほどの難関を通り抜けてきた天才・異才・奇才、筋金入りのアーティスト集団なのだ。
>>続きを見る難関・東京藝術大学の受験。現役でパスするような学生に共通しているのは、絵の才能だけではなく、中高生時代に理数系が得意だったということ。アーティストと言うと、感覚的な人ばかりかと思いきや、彼らは論理的でもあるのだ。 物事を論理的にとらえる力・・・それは構図を正確にとらえて描くために大切な力。例えば、顔を描く時には、正三角形が顔の中にあるというイメージで描くと上手く描きやすい。 ダヴィンチは「モナリザ」を黄金比を元に描いている!?という有名な話があるが、ピカソのキュビズムも、実は数学的に描いているという説がある。スクエアに割っていくピカソのタッチ・・・幾何学・図形的な感覚を持っていないと、こうは描けないのではないだろうか。 絵を描くことと、数学的に考えることは、相反することのように思われがちだが、実は、絵を上手く描くためには、数学的思考も大切なのだ。
>>続きを見る「MBA」(経営学修士)かつて、ビジネスの世界では、MBAを持つことがステータスとなり、ひとつの勲章とされてきた。今、アメリカではMBAよりも、「Master of Fine Arts=MFA」(美術学修士)を持っている人材の方が重宝されている。給料も待遇も、MBAを持っているより、MFAを持っている人の方が圧倒的に高く評価される時代になっている。
>>続きを見るなぜ、ビジネスの世界では、MBAではなくて、MFAなのか? MBAは、過去の事例から紐解いていく方法が中心だ。 例えば、「昔のソニーはなぜ成功したのか?なぜ失敗したのか?」など、過去から分析して答えを導いていく。
>>続きを見る鏡を見ながら、自分の顔を描いてみてほしい。そのとき、自分の目を顔のどのあたりに描いただろうか? 人は、自分が大切に思っているところを大きく上の方に描く習性がどうやらあるらしい。
>>続きを見る炎の画家、画聖と呼ばれた天才ゴッホ。 ゴッホと言うと、超のついた感覚で描いている画家のようなイメージがあるが、彼の絵をよく見ると、筆で描いているというよりはコンピュータグラフィックスのように、絵の具をキャンパスに緻密に乗せ
>>続きを見るサイ・トゥオンブリーという異端の画家がいる。 第二次世界大戦中、元々通信技師だったトゥオンブリーは、アメリカの暗号解読や暗号作成に従事していた。
>>続きを見るArt & Logicの講師は、皆、若手30代、ギャラリーに所属している現役バリバリの画家たち。例えて言うなら、現役で活躍している一流のプロ野球選手が教えてくれる野球教室のようなものだ。
>>続きを見るマリリン・モンローの肖像画、キャンベルスープの缶など、誰もが見覚えのある作品を残したアンディ・ウォーホルは、60年代後半、ポップアートの旗手として、アート界に煌びやかに登場した。元々、広告代理店のデザイナーだったウォ
>>続きを見るモネ、ルノワール、セザンヌ、ドガ・・・印象派と呼ばれる画家には、あまりアートに興味の無い一般の人たちでも良く知っている名前が並ぶ。印象派が登場する前、宮廷絵画など、見たものを写実的に描く写実主義が主流だった。
>>続きを見る伊藤若冲生誕300周年を迎え、改めて彼の偉業を目にする機会が増えた。そんな若冲に、ビジネス手腕を振るった一面があったのをご存じだろうか。
>>続きを見るさまざまな情報が氾濫し、取捨選択がどんどんむずかしくなる現代でひと役買っているのが、関心にあわせた情報をまとめたキュレーションサイト。IT用語として一般的になりつつあるこの「キュレーション」、実はアートの分野から転用されている言葉である。
>>続きを見る「マネジメントの父」と呼ばれ、世界中の経営者やリーダーをはじめ、多くのビジネスマンに影響を与えた、ピーター・ドラッカー。 この著名な経営学者が、世界有数の日本画コレクターであったことはあまり知られていない。
>>続きを見るFacebookの本社オフィスはウォールアートで埋め尽くされている。ここには、天井高くまで緻密に描かれた絵もあれば、ニューヨークの地下鉄を想起させるような、落書き風の作品もある。社員が毎日描き加えるのが認められている壁もあれば、ザッカーバーグ自らスプレーを吹きかけた壁もある。
>>続きを見る最近アメリカではアートデートがブームだ。「アートデート」といっても、雨が降ったから今日は美術館に行ってみようかという話ではない。絵画クラスに参加し、おしゃべりを交えながらリラックスした雰囲気でキャンバスに絵を描いていく、体験実践型のデートである。ワインを片手にほろ酔い気分で描き進める、というのだからなんともアメリカらしい。
>>続きを見るART & LOGICには、逆さ絵を描く時間がある。ワークはいたってシンプル。絵を逆さまにして模写をするのだ。描きあげて、正しい向きへとひっくり返すと教室は驚きにつつまれる。だって普通に描いたときより上手なのだから!
>>続きを見る河原温(オン・カワラ)という画家がいた。日本よりも海外で高い評価を受けていた、コンセプチュアルアーティストのいわば先駆けである。
>>続きを見るアートとデザインはしばしば混同されがちである。そのため、海外のアートスクールおよびデザイン学部では、この定義を徹底的に教え込むことからはじまる。ふたつの目的をきちんと掴んでいないと、学習の姿勢やコンセプトにブレが生まれ、後のキャリア形成におおきく響いてくるからだ。
>>続きを見るアメリカのトップ大学の医学部が新しく導入している授業、それは「アート」である。州立大学はもちろんのこと、ハーバード・スタンフォード・コロンビアなど名だたる私立大学も積極的に取り入れているというから驚きである。
>>続きを見るアーティストが住み着くと、土地の値段がぐんと上がる———。これは、不動産の価格高騰が激しいロンドンで言われていることである。
>>続きを見るいつもは文字ばかり投稿するFacebookで、うまく撮れた写真を添えた途端「いいね」の数がぐんと増えた経験、ないだろうか? 写真といえば、写真や画像でつながることのできるSNS、Instagram(インスタグラム)。今では、世界に4億人ものユーザーをもつ巨大メディアである。
>>続きを見る橋の上に立つひとがおののく様子を印象的なタッチで描いた「叫び」。日本では小学校の美術教科書に登場したときから「ムンクの叫び」と呼称されるあまり、あたかも絵の中の人物がムンクという名であると誤解しているひとまでいるらしい。
>>続きを見る国民投票の結果、EUからのイギリスの離脱が決定した。イギリスの首都であるロンドンは、文化多様性に対していつもオープンであったため(今年の5月には世界の大都市ではじめてイスラム教徒が市長に就任したほど)、予想を覆す結果に世界が震撼した。それは金融市場を見ても明らかである。
>>続きを見る世界でもっとも有名な未来学者と言われたアルビン・トフラー氏が亡くなった。1980年に出版した、著書「第三の波」のなかで、現代社会が第一の波(農業革命)、第二の波(産業革命)の上に成立していると定義し、いずれ押し寄せる情報化社会の展望を述べたのが彼であった。
>>続きを見る東京にもアートホテルが目立ちはじめてきた。単に趣味のいい絵画を掛けてある、なんてレベルの話ではない。部屋をまるごとアーティストがプロデュースしたというのが売り文句のホテルである。
>>続きを見る「水を描く」というのは、どんなアーティストにとっても立ちはだかる高い壁のようなものだ。背景であれ、絵のアクセントであれ、否が応にも力が入ってしまう。
>>続きを見る筆者は、イギリスで美術を学んでいた際に、地元の小学生のアートの時間を受け持ったことがある。また、イギリス、フランス、イタリアをはじめ、ヨーロッパ諸国の美術館を訪ね歩くうちに、美術教師に引率された小学生グループに出会うこともしばしばあった。どこでも共通するのが、「巨匠から学ぶ」。
>>続きを見るインターネットで検索してしまえば0.1秒で正しい答えが見つけられてしまう時代。頭のなかにいくら情報をインプットしたところで、検索機能に駆逐されてしまう。自分の脳内に蓄積した情報だけではなく、世の中で発信されている数多くのデータをキャッチし、それらを「統合する力」がこれからの重要なスキルのひとつだ。
>>続きを見る消しゴムと聞いて、皆さんはなにを想像するだろうか? 社会人になるとめっきり出番が減るものだが、消しゴムの有無に左右されるといえば試験の解答用紙であったり、長い長い作文や読書感想文の課題であったり。
>>続きを見る昨年、オックスフォード大学の准教授らが発表した「10年以内に90%の確率で失業する職業リスト」をご存じだろうか。
>>続きを見る現代社会を生きるうえでストレスとなる大きな要因が、選択肢の多さである。 スマートに生きるには、あえて選択肢を狭めてしまうのが手っ取り早い。「断捨離」や「ミニマリスト」の台頭は、時代の流れからすれば非常に合理的であり、納得がいく。
>>続きを見るここ数年の間で、自撮り(セルフィー)は非常に一般的な行為となった。 誰かに撮影を頼むのではなくスマートフォンのセルフィー機能を駆使するのは日常となり、海やスキー場へ行けばサーフィンボードあるいはヘルメットにGoProを付けて自撮りを試みるひとびとを目にする。ついにはドローンを使った壮大なセルフィー写真まで流行りつつあるようだ。
>>続きを見る「アートセラピスト」という職業がある。アメリカ・イギリス等のアート先進国においては、芸術と臨床心理学それぞれの分野で学び、修士課程かそれ以上の高度な学位と証明書を要する専門職である。欧米の美術大学では、地域コミュニティーとのかかわりを積極的にもたせる授業が増えており、その中でアートセラピストを志すようになる元アーティストも少なくない。
>>続きを見るどうしてあなたはアートに興味があるのだろうか?「アート」という言葉を聞くと、それだけでぴくりと反応してしまう。これはもう、アートにとり憑かれている証だ。 それなら、ただ絵がうまくなれば満足できるだろうか?いや、おそらく違うだろう。
>>続きを見る「世界最古の絵画」と聞くと、とっさにアルタミラ遺跡だとかラスコーの壁画だとか、中学の世界史の授業で学んだヨーロッパの地名が頭に浮かぶのではないだろうか。 ギリシャ、ローマ、ルネサンス・・・綿々とつづく美術の歴史は、やはりヨーロッパからはじまるのだとつくづく感じたり。
>>続きを見る日本を代表する企業は美術館を有しているところが決して少なくない。 美術館を運営するのは多大なコストと労力を要し並大抵のことではない。美術館を運営するためには展示スペースはもちろんのこと、美術作品を収蔵するための収蔵庫が必要である。この収蔵庫も単なる倉庫だと美術作品が経年劣化し傷んでしまうので温度や湿度などの徹底した空調管理を施さなければならない。 また、美術館にはキューレーター(学芸員)をはじめとする常勤のスタッフも置かなければならないので、生半可な気持ちでは決して運営が出来ないのである。
>>続きを見るモデルたちとの結婚を繰り返し、嫉妬の渦のなかにいたピカソ、5人の子供に恵まれながらも家庭を捨ててタヒチへ移住したゴーギャン、生涯未婚ながらも多くのモデルと愛人関係にあり、非摘出子が数多いクリムト。 波乱万丈な人生こそがアーティストの生き様だと思い込みがち。情熱的な恋愛を繰り返し、画家たちが敬愛する女性たちはミューズとして、しばしば彼らの作品に多大な影響を与えてきた。
>>続きを見る日常を振り返ると、意識的に選び取ることが驚くほど少ないことに気づく。朝起きて、同じ時間の電車に乗る。出社してパソコンを立ち上げる。電話が鳴るから応えるし、開拓するより依頼がきて対応するほうが多いかもしれない。ふと気づけば、そんなルーティーンの輪でがんじがらめにされた自分がいる。
>>続きを見るこの50の秘密はアートを中心としたコラムであるのに、このタイトルに驚かれた方もいるであろう。 まずは皆さんに質問、九九を知らず(習わず)にいきなり因数分解が解けますか? おそらく余程の天才ではない限り無理でしょう。
>>続きを見る近年、現代アートの世界では、作り手と鑑賞者の垣根がどんどん取り払われつつある。 鑑賞者の参加があってはじめて成り立つアート、インタラクティブアートの台頭が両者の境界線を壊しているのだ。
>>続きを見る偉大なアートコレクターたちの中には、経営者や学者、政治家、そして各国を代表するような実業家たちが多く名を連ねる。 LVMHグループ創始者のベルナール・アルノー、マイクロソフト共同創業者のポール・アレン、ファーストリテイリング社長の柳井正。忘れてはならないセレブリティーが、俳優・レオナルド・ディカプリオだ。彼はついに「世界のアートコレクター・トップ200人」にも昨年ランキング入りしている。
>>続きを見る最近話題になっているマインドフルネス。座禅を組んで呼吸を整え、気持ちをリセットすることはストレスフルな日々を送るビジネスパーソンにとってとても重要なことである。
>>続きを見るSTEM教育をご存知であろうか? イノベーションを起こすための原動力として教育が果たす役割は非常に高い。アメリカの教育界が最も力を入れている分野Science(サイエンス)、Technology(テクノロジー)、Engineerring(エンジアリング)、Mathmatics(数学)の頭文字を取った理数系教育、それがSTEMである。次世代のイノベーティブな産業を育てるためにはまずは教育から、というのはとても納得できる。
>>続きを見る恐るべき転身を遂げたのは、第43代アメリカ合衆国大統領・ジョージ・W・ブッシュ。 在任中はあまり良い評価を得られず、後任のオバマ人気の影にかくれ、退任後もそこまで注目されることのなかったブッシュではあるが、最近彼の名前を耳にすることがある。それも、政治の世界ではなく、アート界で。
>>続きを見る「芸術は爆発だ!」の名言や太陽の塔で知られている芸術家、岡本太郎。彼のエピソードを一つ紹介したい。 彼がスキーを始めたばかりの頃、若手の画家たちの何人かが山形県の蔵王高原にお供をしたそうなのだ。もちろん、お供をした若手の画家たちはスキー達者な者ばかりである。
>>続きを見る昨今ビジネスシーンではイノベーションが声高に叫ばれている。 先行きの見えない現代社会において新たな価値を創造し世の中を大きく変革しなければならない時期を我々は迎えているのである。
>>続きを見る経営する立場・組織をマネジメントする立場になると、現場の感覚がどうしても薄れてしまうものだ。立場上、より慎重になり、目新しいものは遠ざけてしまいがちになる。 そんな保守化したマネジメント層のひとびとは、どうしたら斬新なものへの寛容性・理解力を育めるのだろうか。
>>続きを見るより長く健やかに生きたい、これは多くのひとの願いだろう。 そのためには日々の衣食住が満ち足りていることはもちろん、適度に身体を動かし、意識的に脳をはたらかせる必要がある。 アートを実践することも、脳のはたらきに大きく貢献する。「デッサンをすることで脳が活性化し、認知症の症状をやわらげる」という研究データも報告されているほどだ。
>>続きを見る「アートコレクター」と聞くと、手の届かない存在のように思えるかもしれない。巨万の富を築いたあとに、自身の愉しみのために、あるいは社会貢献の一環として高額なアートを購入する、そんなイメージがないだろうか。 だが、市井の人々のなかにも著名になったアートコレクターたちがいる。己の審美眼にかなったものを、お給料で買える範囲でこつこつと買い集めていくひとたちだ。
>>続きを見るかならずや右脳と左脳を同時にフル活用していたであろう、レオナルド・ダ・ヴィンチとスティーブ・ジョブス、この2人の偉大なイノベーターを知らない人はいないであろう。 2人の共通点はずばり、アートとテクノロジーを融合させ新たな価値を創造したことである。 ダヴィンチはあのモナリザを描いた芸術家であるばかりでなく発明家、そして科学者でもあった。ジョブスが世界をあっと驚かしたマックやアイフォーンはその先進性もさることながらデザインも秀逸である。 さて、日本人がこれから一番身につけなくてはいけない力は「右脳力を活かした全体的な思考能力」と「実現可能性を検証するための左脳力」をバランスよく活かした“クリエイティブな能力”つまり左脳と右脳の統合力ではないだろうか? 今まで我々は常に左脳を開発しロジックを一生懸命に磨いてきた。 AI時代の現在、右脳と左脳をフル活用する新たなハイブリッド型の統合力を身につけたいと誰もが願っているはずである。 さて、どうすれば身につけられるのであろうか? それはダヴィンチのように、絵を描くことによってもたらされるのである。 絵は感覚のみで描くことであると思われがちであるが、東京藝大の現役合格者が中高で数学が得意であったように一定のロジックに基づいたメソッドで絵がぐんぐんと進化する課程において右脳と左脳の両方が研磨され、気づくとハイブリッドな思考が身についているのである。
デザインとアートの違いとは? 1964年の東京オリンピックのデザイン総監督を務めた故亀倉雄策はズバリこう語っている。
>>続きを見る1919年に設立され1933年に閉校されるまで僅か14年の間にドイツにあった総合芸術学校バウハウス(BAU HAUS)をご存知であろうか? 今、私たちが目に触れているデザインのほぼ全てはこのバウハウスが基礎を作ったと言っても過言ではない。 また現在、デザイン思考のワークショップ等でも行われている”プロトタイピング”もバウハウスが世の中ではじめて体系的に実践をしたのである。
>>続きを見るセンスや感性は生まれつきのものと思っているビジネスパーソンがとても多い。 一方でロジカルシンキングについてはどうであろうか?
>>続きを見るマイナスをゼロにするのとゼロからイチを生み出す事 どちらも世の中に必要であるし、どちらかがないと世の中が成り立たない。 例えば、雨漏りがする屋根、これはマイナスであり大いなる問題である。 この屋根を補修してゼロに戻す、これはまさに問題解決。
>>続きを見るルイ・ヴイトンをはじめとした外資系ハイブランドがアーティストとコラボレーションをすることでイメージアップを図り、それに加えビジネスにも直結した実績をあげているのは疑いのない事実である。 日本でもイラストレーターをはじめとして商業芸術の分野で活躍しているクリエイターとのコラボは10年以上前から目の当たりにすることが多い。 実は日本でも新進気鋭のアーティストとコラボレーションをし、実績をあげている某アパレルメーカーが存在するのだ。 そのアパレルメーカーの代表の方にインタビューを試みた。 通常はアパレル専門のデザイナーにシーズン毎のコンセプトをオリエンテーション、そしてプレゼンテーションを受けて何回かのキャッチボールののちに制作に入る。 当たり前の話であるがその道のプロフェッショナルであるゆえにトレンドを捉えマーケティングをし、クライアントの要望に答える。その結果として、決して外さないデザインが上がってくる。 アーティストとのコラボレーションも当然のことながらまずはオリエンから始まる。その後のやりとりはsnsでのメッセージにて行われたそうなのだ。 アーティストたちは、オリエンを受けてデザイナーのするように具体的なデザイン案を上げてくるのではなく、まずは徹底的に言語化する事を試みるのだ。 アートと言語?と思う方が多いはずである。 しかしながら良いアーティストたちは良いリベラルアーティストでもあるのだ。 まさに、言語脳と画像脳を行ったり来たりしながら思考を巡らせていく訳である。 <続きは後編へ>
アパレルメーカーのオリエンを受けてアーティストより1枚の大きな油絵が上がってきた。 コンセプトは「不思議の国のアリス」であった。 「予想を越えたものが上がってきた」こちらがクライアントの第一声である。 アーティストの思考と実践がクライアントの予想を越えたものをもたらしたのだ。 デザイナーは守備範囲を決して外さない、つまり塁には必ず出るのだ。 塁に出るためのテクニックがあり、引き出しから出してくるのである。 しかしアーティストは場外ホームランを打つのである。 さて、このアパレルメーカーはこの油絵をもとに様々な製品を製作し販売を行った。 ビジネス的な結果は思いもよらぬものであった。 それは購買層が広がったのである。 今までの顧客層は主に40代の女性であったのが、50代、60代の人たちが購入したのである。 この新たに広がった顧客層の特徴は審美眼をもつ非常に美意識の高い人々であったそうなのである。 これぞまさにアートによってビジネスがアップデートされた実例なのである。