ダヴィンチとジョブスの思考を入手する
かならずや右脳と左脳を同時にフル活用していたであろう、レオナルド・ダ・ヴィンチとスティーブ・ジョブス、この2人の偉大なイノベーターを知らない人はいないであろう。
2人の共通点はずばり、アートとテクノロジーを融合させ新たな価値を創造したことである。
ダヴィンチはあのモナリザを描いた芸術家であるばかりでなく発明家、そして科学者でもあった。ジョブスが世界をあっと驚かしたマックやアイフォーンはその先進性もさることながらデザインも秀逸である。
さて、日本人がこれから一番身につけなくてはいけない力は「右脳力を活かした全体的な思考能力」と「実現可能性を検証するための左脳力」をバランスよく活かした“クリエイティブな能力”つまり左脳と右脳の統合力ではないだろうか?
今まで我々は常に左脳を開発しロジックを一生懸命に磨いてきた。
AI時代の現在、右脳と左脳をフル活用する新たなハイブリッド型の統合力を身につけたいと誰もが願っているはずである。
さて、どうすれば身につけられるのであろうか?
それはダヴィンチのように、絵を描くことによってもたらされるのである。
絵は感覚のみで描くことであると思われがちであるが、東京藝大の現役合格者が中高で数学が得意であったように一定のロジックに基づいたメソッドで絵がぐんぐんと進化する課程において右脳と左脳の両方が研磨され、気づくとハイブリッドな思考が身についているのである。