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アーティストはイノベイターである!

昨今ビジネスシーンではイノベーションが声高に叫ばれている。

先行きの見えない現代社会において新たな価値を創造し世の中を大きく変革しなければならない時期を我々は迎えているのである。

さて、皆さんはアーティストがイノベイターである、と聞いて“おや?なんで?”と思うかもしれない。

ここで一つエピソードを紹介しよう。

ご存知のアンディ・ウォーホル、彼に影響を受けたアーティストやクリエイターは多いはずである。

アンディ・ウォーホルは何の変哲もないスープの缶をシルクスクリーンという技法を使って何枚も制作したのだ、それも自分のチームを作って。

 

ただ単にスープの缶を描いたのであれば幼稚園児だって出来る。

 

そこはアンディ・ウォーホル、制作にあたって一つのストーリーを作ったのである。

当時の世界はまさに大規模工場による大量生産、大量消費社会。アートというとそれまでは一つのオリジナルな作品をアーティスト自らが制作をするものであったのだが彼はアートさえも大量生産をしてしまったのである。

つまり彼独自の視点で当時の社会をアイロニカルに表現したのである。

彼のストーリー“アートさえも消費されるもの”が後に多くのクリエイターに影響を与えたのである。

 

アンディ・ウォーホルは新たな価値観を発明したイノベイターであったのだ。

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