レコジャケを描いていたウォーホル
マリリン・モンローの肖像画、キャンベルスープの缶など、誰もが見覚えのある作品を残したアンディ・ウォーホルは、60年代後半、ポップアートの旗手として、アート界に煌びやかに登場した。元々、広告代理店のデザイナーだったウォーホルは、まだ無名の時代に内職で、ジャズの名門・ブルーノートのレコードジャケットを何枚か描いていた時代があった。
「優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」とパプロ・ピカソは言った。
この言葉をスティーブ・ジョブズは好み、よく引用した。 まだ無名の時代の頃から、18世紀、19世紀の巨匠のタッチを盗んでいるのも、さすが、アンディ・ウォーホルなのである。