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印象的にヘタだから印象派と呼ばれた。

モネ、ルノワール、セザンヌ、ドガ・・・印象派と呼ばれる画家には、あまりアートに興味の無い一般の人たちでも良く知っている名前が並ぶ。印象派が登場する前、宮廷絵画など、見たものを写実的に描く写実主義が主流だった。写真というものがまだ無く、ある意味、写真の代わりに絵が用いられていた時代、いかにモチーフに似せるかが最も重んじられていたし、それを描ける人が上手い人たちだった。
見たものをそのまま描くのではなくて、自分というフィルターを通して、自己表現する初めての画家が印象派。その当時、「印象的にヘタクソだな」と言われたのが印象派の始まりだった。
時代を経て、本来の意味は忘れられがちではあるが、印象的にヘタ・・・だから、印象派なのだ。

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