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脱ミニマリストで、いいじゃないか

現代社会を生きるうえでストレスとなる大きな要因が、選択肢の多さである。
スマートに生きるには、あえて選択肢を狭めてしまうのが手っ取り早い。「断捨離」や「ミニマリスト」の台頭は、時代の流れからすれば非常に合理的であり、納得がいく。
しかし、ふと思う。「選ぶものが多いから疲れるなんて、贅沢すぎる悩みじゃないか!」

アート・アンド・ロジックの講座は、悩むことと決断することの繰り返しだ。自分の心の持ちようによっていかようにも捉えられる明暗や構造のラインをデッサンするのは、大人になったわたしたちにとっては思考の特訓のようなものだ。しかし、精神的に負荷のかかる思考のトレーニングを重ねるうちに、選択肢の多さがよろこびに変わってくるのを実感できるかもしれない。悩んで悩みぬいて、苦痛を感じながらも新しいものを生み出すよろこびを感じられたら、それは表現者になった証である。新しい刺激を楽しいと思えれば、日常生活での選択肢の多さだって楽しく思えるに違いない。アートを実践して、生活そのものも豊かにしようじゃないか。 (M.K.)

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