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ロンドンに見る、アートと不動産の相関性

アーティストが住み着くと、土地の値段がぐんと上がる———。これは、不動産の価格高騰が激しいロンドンで言われていることである。
アーティストは広い制作スペースの確保を求めて引っ越しを繰り返す。手ごろな物件は、街灯もないような暗い倉庫街にあることもしばしば。

しかし、彼らが展示会を開催して、人が交流する場がつくられていくと、街そのもののイメージもぐんと上がっていく。すると、それまで空き物件だった町工場跡が、小さなカフェやベーカリーなどの個人商店に姿を変える。

独自のカラーを手に入れた街は、気づけば雑誌やウェブで特集ページが組まれるほどの文化発信源となり、不動産購入を検討する若い夫婦を魅了するのである。

ざっと、こんなカラクリだ。

アートが治安をも改善するというのは、日本社会ではピンと来ないかもしれない。し

かし、「アートを通した街おこし」と聞けばなんだか身近な気もしてくる。地方でのビエンナーレやトリエンナーレ開催が地域活性化に一役買っているニュースはよく耳にする。

あなたが住む街で、旅で訪れた先で、アートの視点から街をひも解いてはいかがだろう。もしかしたら、新しい発見が生まれるかもしれない。   (M.K.)

アートアンドロジックとは