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アートとデザインの違いって?

アートとデザインはしばしば混同されがちである。そのため、海外のアートスクールおよびデザイン学部では、この定義を徹底的に教え込むことからはじまる。ふたつの目的をきちんと掴んでいないと、学習の姿勢やコンセプトにブレが生まれ、後のキャリア形成におおきく響いてくるからだ。

「アートは自己表現であり、デザインは問題解決である」
「アートはインスピレーションを与え、デザインは動機を与える」
「よいアートとは解釈されるものであり、よいデザインとは理解しやすいものである」

アーティストは、自分の内部から湧き上がる感情をたいせつにする。一方、デザイナーは、社会の声に耳を傾け、その問題解決へアプローチする立場にある。
しかし、どちらにも共通して言えるのは、「まずは手を動かして描く」に尽きるということ。アイデアを閃くのも、インスピレーションを得るのも、それを形に落とし込んでいくにも、描くという作業は欠かせない。

著名なアーティストもデザイナーも口を揃えて言う、「すべての源泉はドローイングにある」と。    (M.K.)

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